呆然と、静かに降りてきた
絶望感に浸っているわたしにその
モンスターは音も無く忍び寄って来た。



「いやっ……来ないで……!!」



それでも、こんな状態でも
まだ拒絶出来る意思は、
まだ辛うじて残っているのだ。


例えそれが
無駄な足掻きだとしても。
無駄な事だと知っていても。


ここで全てを放り投げたら、
本当に壊れてしまいそうだ。



涙目で精一杯睨み付ける。