次の日。
「ぎゃーーーーっ!遅刻する~~!」
勢いよくベットから飛び起き、制服に着替え、
いつも通りの朝が始まる。
「ほら!早く食べなさい!」
「いい!遅刻しちゃうから!」
「あっ、こら!」
”バタン!”
急いで家を出た。
昨日はあんなに早起きして、
ウキウキしながら家を出ていたわたしだけど。
普段はこんな感じなわたし。
・・・―――――――
「・・・おはよう」
「あ、夏目さん、おはよ」
時間ギリギリに教室につくと、
もうみんなわたし以外の生徒は来ている。
隣の鈴森くんは、一人でケータイをいじっていた。
「・・・・・・あっ!!!」
「・・・っ!?」
するといきなり声をあげた鈴森くん。
それに驚き、おもわず肩を上げる。

