「・・・・・・・・?」


「あ、俺これからバイトだから!じゃーな!」



「・・・え、ちょ、」


矢野くんは逃げるように急ぎ足で家の中に入って行ってしまった。





「い、意味わかんない・・・」



閑静な住宅街の小さな道路。

その真ん中でわたしは一人、立ち尽くしていた。





矢野くんはいったい何を言っていたのか。

全くもって、意味が理解できない。



好きになるなんて、その人の勝手だよ。




サッカーが大好きで、格好良くて、
でもちょっと謎なところもある鈴森くん。



後悔・・・?

何なんだろう。