二人の気持ち  牙雨

昨日の汐葉の笑った顔、めちゃくちゃ可愛いかったなぁ……。

「あー糞。早く明日になってくれ!」

と、言っても時間の流れって変えられないんだよな。
こんな気持ち、初めてかも……もしかして、これって俺が汐葉を独占したいっていう奴か………。(←今更気づいた)

「あ、そうだ。明日、汐葉にメアド聞くか。」

そうしよう……。さりげなくな、俺。

ー翌朝ー
ガラガラ(ドアの開く音)

あ、汐葉だ。よし、今のうちに。

「汐葉、はよ……。」

「あ、うん、おはよ。」

「どうしたの?」

「お前ってさ、携帯ある?」

「うん、あるよ。」

「じゃあ、メアド交換しようぜ♪」

「え?うん。良いけど……。」

~メアド交換中~ ピロリン♪

「サンキューな!俺からメールするから。」

「う、うん。分かった。」

よし、メアド交換出来た!

そういえば、メールするのは良いけど
何聞けばいいんだ?

俺、こういうの慣れてないし……。

とりあえず、汐葉の事いろいろ聞くか。