LIFEー世界でたった一つのものー


この人のことになるとあたしはおかしくなる。

何をしているんだろう。

「終点〜。」

アナウンスが流れる。あたしは降りる準備を始めた。すでに窓の外は太陽が登っている。

あたしはカーディガンを肩から外した。