LIFEー世界でたった一つのものー


店員が来て、テーブルを片付けてくれている。

あたしはその様子をただボーッと見つめた。

この眼の前の女性にとってはもう、あたしは娘でも何でもない。“知り合い”なんだ、と。

何にも驚かないと思っていたけど、さすがに自分でもショックを受けていたらしい。