ビュウと強い風が吹いてあたしは少し体を縮こませた。 こんな時間だからさすがに人通りはかなり少ない。 そんな暗い道をあたしはひとり歩いた。 何も考えなかった。ただ闇雲に歩いて、そして辿り着いた駅。あたしはそこで列車に乗った。