玄関の外に足を踏み出すと、あたしは振り返った。 暗闇の広がるあたしのイエにむかい、あたしはゆっくり頭を下げる。 『今まで、ありがとうございました…。』 声に出さずに心に唱え、あたしはゆっくり歩み始めた…。