あたしは嫌がる三枝くんを引っ張りながら席についた。 そしてしばらくして映画が始まる。 正直、初めはつまらないものだと決めつけていた。 感動作品とか、自分で書いてる時点で笑える。とか。 でも、何故か気がつくと集中して見ていた。