「ほっぺたつねっただろ。」 「つ、つねってないっ!」 「いーや、つねったね。だから目が覚めた。」 「こ、声かけただけ!手なんか出してないんだから!」 「いつもの奈瑠美らしくないくらい焦ってんぞ。」 ぷっと笑い、あたしの頭をワシャワシャとして立ち上がる三枝くん。