LIFEー世界でたった一つのものー


あたしが眉をひそめると、三枝くんは笑った。

「とか何とか言って、今日一番楽しんでただろ。」

「な!」
ガチャっと扉を閉めて鼻歌まじりにシャワーの音が聞こえてくる。

なんなのよ。明日もなんて。疲れる。
でも、思いと裏腹に笑みが浮かんでいたことに、あたしは気が付かないふりをした。