LIFEー世界でたった一つのものー


「…ああ。」

なんだか変な感じ。

ありがとうって、本気で伝えようとするとこんなに難しいことなんだ。

「じゃあ、お風呂はいるから。」
あたしは慌ててバスルームに向かった。

ドアを閉めようとしたとき。
「奈瑠美!」