LIFEー世界でたった一つのものー


あたしは歯磨きを終わらせると、ベッドに腰掛けた。

「先に風呂、入れよ。」

「うん…あのさ。」
あたしは前を向いて、振り向かずに背後の三枝くんに語りかける。

「ん?」

「今日は楽しかった…その……あり、がと。」