そんな彼の裏側に、こんな思いが隠されていたことにあたしは気が付かなかった。 「…ごめ…ん…っ…ひくっ…」 どんどん濡らされる背中。 あたしは振り向くことができない。 どうしてなの?いつもの…本来のあたしなら、今彼を振り切ることも可能じゃない。 バシッと叩き起こして、何グチグチ寝言言ってるのよって言ってやればいいのに。