あたしを抱きしめたまま三枝くんがつぶやく。 「守ってやれなくて…ごめん。」 寝言なのだろう。その証拠にあたしを抱きしめたまま彼は目をつぶっている。 「何に謝ってるのよ…。」 寝言がこんなはっきりしていることに驚きつつ、あたしは呆れてつぶやいた。 だって、寝ているときにこんなことつぶやくなんてなんか子供みたいだもん。