「奈瑠美ってさ…」 「なに。」 「彼氏いたことある?」 …。 あまりにも馬鹿らしい質問なので無視していると、ねぇ、と再度聞いてきた。 「いるわけ無いでしょ。そういうの、いらないから。必要ない。」 あたしはそう言うと、近くのテーブル用のいるにちょこんと腰掛けた。