LIFEー世界でたった一つのものー


「そう。なら、あたしが寝るからいい。」

あたしがそう言うと、三枝くんは立ち上がってあたしの前に来る。


「あのさ、奈瑠美警戒しすぎ。ベッドでいいだろ、二人共。」
「いや。」

「何もしねぇよ!」
三枝くんがそう言うと、あたしは仕方なく頭を縦にふった。