LIFEー世界でたった一つのものー


「なんですか。」

「いや、なんでも。…嘘下手だなあと思って。」


「あ、そうですか。」
「なんだよ、その冷めた返事。」
ぷっと笑うと彼はあたしの横に並んで歩き出す。

なんとなく、二人の歩幅は揃っていた。