LIFEー世界でたった一つのものー


あたしはその背中をじっと見つめていた。

初めての感情だった。
ドキドキするわけでもキュンとするわけでもない。

恋でないのは確かだが、自分のことをあんなふうに見てきた人なんて今までいなかった。


そして、あたしは自然と言葉を発していた。