LIFEー世界でたった一つのものー


「…どういうことですか。」

あたしの質問に彼はしばらく答えようとはしなかった。

少し間をとってからゆっくり口を開いた。
「両親は俺が小2のとき。その時俺熱出しててさ。どうしてもアイス食べたいって言って聞かなかった。」

あたしは黙って彼の話に耳を傾けた。