LIFEー世界でたった一つのものー


「俺さ、死ぬんだよね。」
いきなりぼそっとつぶやく彼。


「…それ、さっきも聞きましたよ?自殺するんでしょ、あたしと一緒で。」

彼が近くのベンチに座り、あたしは迷った末にベンチの端に、ちょこんと腰掛けた。

「まあ、そうだけど。」