LIFEー世界でたった一つのものー


つられるように、あたしは彼の後に続いた。

朝の公園はまだ静かで、ほとんど人はいない。
二人の歩く足音がやけに大きく聞こえた。

「どうして、助けたんですか。」
あたしは唐突に聞いた。

今一番の疑問だった。なんで他人のためにあそこまでやれるのか。
「なにがだよ。」