『痩せてお洒落になるだけじゃなくて………………。
勉強も頑張ったり、
特技とか見付けたり、
普通の16才の
普通の青春を楽しんで
少しでも
素敵な大人になれるように、
上手く言えないんですが、
いろんな部分を磨いて…………誰かと同じようにとか
誰かより素敵にとかじゃなくて
自分自身が輝いている先生みたいな、
そんな風になりたいです』





先生は
少し黙ったままでいたけど
静かに言った。




















『光ちゃん。
今まで
きちんと言わなくてごめん』