これについては
私の方が詳しいので、
光ちゃんに話しました。


「食べ物を噛んで、
ごくんと飲み込む。

この瞬間に
脳から


『食べ物を消化する酵素を出しなさい』

と
各臓器に命令が出る。

しかし、
吐いてしまって胃が空っぽな場合、
食べ物が体内にないのに
消化酵素が一気に出ているので
















壮絶な飢餓感が
体と脳を襲う」
















光ちゃんは
悲しそうに言いました。


「結果、
かえってたくさん食べてしまうのよね。

この飢餓感は
多分、
本当に恐ろしいと思う。


１食抜いただけでも、
かなり気持ちが辛いのに
食べた事になっていないし」





「やっぱり、
日本は病んでいるねぇ」