どこまでが計算で どこまでが本音なのか。 彼の一つ一つの行為は、女を虜にさせるのに十分だった。 だけどやっぱり許せない。 女を見下すのも 弄ぶその性格も……。 (こ、琴音が誘ってきたんだ!) (信じてたのにっ……) 男が女よりも本能のままに生きることを、自分が一番よく知っている。 あたしが落ちたらイケナイ。 落とすのは彼の心。 「じゃあ、拓一人で あたしのこと満足させてよ」 彼の前でだけは 真面目な自分もすべて捨てる。