「今日は転校生を紹介します!北上さんどうぞ、」



「私立神山中学校から転校しました、北上梓です。宜しくお願い致します。」



「皆さーん、北上さんと仲良くしてくださいね～。北上さんは、美弥さんの隣の席ですからね～。」



北上梓は中学1年生で私立神山中学校の生徒だった。



だが家の都合で市立高村中学校に転校することになった。



今日はまだ4月中旬、太陽が輝いている。



「北上さんの趣味ってなに～!」



「その顔なら俺でもイケるぜー」



「ケー番交換しよー!」



転校生なので梓の周りにはクラスの半分以上の生徒が居た。



皆梓と一言喋りたいと思って梓に注目されるように大きな声を出している。



だか梓は誰にも返事をしない。



「皆さんお静かには出来ないのですか。」



梓は周りの声が耐えられず、つい言ってしまった。



梓の周りには人一人しか居なくなった。



その一人の水原美弥は梓に話しかけた。



「私は水原美弥、みやって呼んで☆」



「みやちゃんか…、宜しく。」



「」