………よし。



私は心の中で、そう呟いた。




いつもと変わらない学年の順位。



でもそれが、私にとって唯一の楽しみであって、唯一幸せを感じられるときだった。



勉強しかしていない私が、1位じゃ無いわけがない。



そうやって、いつも優越感を得る。