シツジ ✖︎ オウジ ⁉︎


「あの、仙崎さん…」

「花蓮でいいよ、姫って呼ぶから」


姫の前の席に座っていた男子を追い払って机を並べた花蓮は、姫の弁当箱を再度覗く。


「それにしてもきれいねぇ、自分でつくってるの?」


「まさか!」

姫は全力で否定する。

「これは料理長さんの作品です」


それを聞いて花蓮は納得。


「やっぱり、オウジの家にいるって噂、本当みたいね」

「あっ、それは…」


「姫!」


ナイスタイミングで奥寺登場。