そう言われた直後は理解できなかった姫も、放課後になると気付く。 男の人も女の人も、誰も声を掛けてこない… 好機の目や若干妬みの入った視線は感じるものの、誰も近くに来ない… 一体、奥寺蓮とはどういった人物なのだろう? そして、このままだと私に友達はできないのではないか? 姫の中で謎が深まった。 本人にとってはかなり深刻である。