赤糸~新撰組の飼いがらす~




案の定、からすは大きな目を更に大きく見開いた。



彼女の白い右手が、一本の刀に伸びる。

それに応じるように、土方も刀の柄に手をかけた。



土方さん!
副長!



総司と隊士の声が土方を呼ぶ。


当の彼は、ニヤリと不敵に口元を歪めた。