赤糸~新撰組の飼いがらす~




しかし、土方がそう言った途端、からすの顔色がガラリと変わった。


眉が釣り上がり、唇を噛みしめた。



あ、まずい…。



なんとなく、そう感じた。

しかし、時既に遅し――。




「なっ…――!?」


瞬きをした後。




からすは一瞬で土方の目前にまで接近していた。