赤糸~新撰組の飼いがらす~




「お…おんな?」




そう。からすは――どこからどう見ても、女人だった。




縛らず、簪も刺していない、下ろしたままの長い髪。


男にしては高い声。


しなやかな体つき。



土方が想像していた『辻斬り』とは、あまりに違った。


全てが。