赤糸~新撰組の飼いがらす~





「おーきーたさんっ、あーそーぼ!!」



陽気で明るい声音。


それが逆に薄気味悪い。




「あ、ふくちょーさんじゃん!やっと来たんだー。待ってたんだよ?」



やつの視線が土方に向く。



嬉しそうに、口角が弧を描く。


やつには、独特の雰囲気があった。

他の人間とは違う、気味の悪い空気。



そんなものを、体全体に纏っている。



しかし。ソイツは――…