「あの子、ただ者じゃないですよ」 総司が、さっき彼自身が飛んできた方向を睨みつける。 土方は彼の視線の先を目で追いながら、ふと疑問に思う。 総司の放った、『あの子』という単語に。 自分が想像していた熊のような男には、到底使えない言葉。