赤糸~新撰組の飼いがらす~





そっと、足音をさせずに、隊士たちの死体に近づき屈む。



背後では、彼が引き連れてきた隊士たちのすすり泣く声が聞こえた。




倒れている隊士の一人の体を、頭から足の指先まで、
舐めるように見つめる。




犬に愛情を注ぐ男。



それが、土方にとっての彼の印象だ。