帰り道。

「・・・」

ずっと考え事をしている俺に、

「俊、大丈夫?ずっと何か考え事してない?」

と莉愛が訊いてきた。

「あ、いや。何でもない・・・。・・・?タカトッキーは?」

「さっき別れたでしょ?ほんとに大丈夫?」

「疲れたんじゃないのか?今日はいろいろあったし・・・特にタカトッキーとかタカトッキーとかタカトッキーとか。」

「・・・」

「お~い?返事ぐらいしろー?」

蓮が心配そうに声をかける。

・・・俺は今日タカトッキーが言ったあの言葉が引っかかりすぎて、ほかの事が考えられない。

「なんか変だなぁ・・・(ボソッ」

さっき彼女から出てきた言葉・・・

少し笑みを含みながら放った言葉・・・

「とあるバカのせいで変わっちゃったみんなをよろしくね」