「・・・!?それ・・・って・・・?」

俺が問い詰めようとしたら、彼女はパンパンと手を叩き、話題を逸らした。

「はいはーい!!病院では静かにね!!じゃあ、関崎君、一刻も早く治ることを祈ってるね!
じゃあみんな、行きましょうか!」

「一番うるさいのはタカトッキーだよな・・・」

「全くだ。あの声は声優さんでも出せないな」

そう言いながら、俺らはタカトッキーの言う通りに病室から出た。

「じゃあな~!関崎!もう誰かにチクるなよー!」

増崎たちは関崎に手を振っている。

「ああ。」

関崎も手を振り返している。

そんな中、俺はずっとタカトッキーの言葉の意味を考えていた。