ちょう普通だったミンナが変わってしまいました。

今となっては草むらから顔が出ているが、
かつての俺らはすっぽり草むらの中に入ってしまていた。

だから、迷わないように目印を付けたはずだったが、それが消えている。

紙切れを葉っぱに張り付けた、簡易なものだったので、雨とか風で取れてしまったのかもしれない。

そういえば、この目印をつけるときに、
身長がとてつもなく低かった周良は迷子になったことがあった。

泣き叫ぶ周良の声を頼りに彼を見つけた俺らは、
少し怒りつつも安心した表情を浮かべた。

特に、ツンデレの女王と言われていた莉愛は、ぼろくそに周良を怒った後、
顔を赤らめて半泣き状態になっていた。


―――いろんなことがあったよな。


思い出に浸っていた俺は、草むらを抜け、開けた場所に出た。