しばらくして帰ってきた周良が見た光景は・・・

二人とも顔が真っ赤で、はぁはぁと荒い息をしており、優が莉愛をげしげしと蹴っている姿だった。

「おま・・・お前たち・・・・・・何をしている・・・?」

「あ・・・・周良、お帰りなさ・・・ィっ!?あぁ・・・はぁはぁ・・・もう・・・だめぇ・・・」

周良は今にも吐きそうな顔で、

「・・・・我は強靭な精神の持ち主・・・その我をここまで追い詰めるとは・・・優、お前はいったいどんな魔術を・・・」

「えー・・・?周良もいつもしてるよね?」

「・・・莉愛。しばらくあれはやめておこう」

「えーーーーーっ?!」

そのやりとりで、ようやく優は我に返った。

さっきより一段とまして顔が赤い。