「もういや!!いや!!増崎君に聞くんじゃなかった!」

発狂する優の前にいたのは、罵っている周良と、罵られている莉愛だった。

「・・・何してるの?二人とも・・・」

優が冷たい目線で二人を見ると、二人は

「罵られてる!!」「世界征服のためだ!!」

と同時に叫んだ。

「・・・そう。私は・・・・・・そんな気軽にそういう事ができる二人がうらやましい。・・・・・はは。・・・あはははははははははは・・・・」

優の異様な殺気に感づいたのか、周良は、

「我はトイレに大きな爆弾を落としてくる!!莉愛、続きはまた今度だ。では、さらば!」

といって、走って行った。

※ここからは優から聞いた事柄をもとに周良が話しています。