優と蓮は相変わらず喧嘩をしていた。

「蓮はいつもいつも、うるさいしうっとおしいし、一体どうしたらその性格が変わるの!?」

「優が変わらない限り俺も変わらない」

「だからそーいうところがうぜーって言ってんだろうがこのスケベ野郎!!」

カチン

効果音が聞こえるほど、蓮の顔は見る見るうちに厳つくなった。

「お前・・・俺がスケベだと・・・?貴様・・・自分が何言ったかわかってんのか?スケベだぞスケベ。お前スケベの意味わかって言ってんのか?」

蓮の、今まで見たことない異様なまでの威圧感に、さすがの優も一瞬固まった。