バカ騒動を起こしながらも昼食をなんとか食べ終えた俺たちは・・・

「じゃあね、流明ちゃん。元気でね」

「・・・・・・・・」(コクッ

新幹線の改札前で別れの言葉を噛み締めていた。


「まったく・・・俊がなにも言わないから、
本当に何も用意できなかったじゃない。」

「なにもって、何を用意するんだ?」

「バラとか、そういう別れの品よ。
バラよ?バラ。」

そんな2回も言わなくても。