「蓮?結婚式いつにしようか?何なら、明日でも・・・」

「いや!!!待て待て待て待て!!!これは冗談なしで言う!!俺らまだ高校生だから!結婚とか無理だから!!それに結婚する気ないから!!!」

聖架のお誘いに蓮は全力で拒否する。お前それでも男か!!

「榛村君。大丈夫だよ。戦国時代とかなら、3歳で結婚させられる人もいたんだよ?それに比べたら、まだ君はマシだよ~」

「そんなんと比べるな!!」

井生君の言葉にも蓮は耳を傾けない。最悪だな、こいつ。

「昔は昔、今は今、だ。わかったか?みんな」

蓮が急に悟りを開き出した。

そんなの知るか!!約束破りめ!

「そんな事言ってる暇あったら結婚式の費用でも稼いで来い!!」

俺が蓮にそう言った。

「俺高校生だから働けn・・・。いや・・・。働けるのか・・・」

「蓮・・・・・・私の為に・・・・・・!!」

「いいぞ~蓮!」

「働かねえからーーーーーーーーーーーー!!」

蓮はそう叫ぶと、地平線の彼方へ走り去っていった。

「蓮ーーー!!待ってよーーーーー!!!」

聖架も走り去った蓮を追いかけていった。

「・・・・・・」

残された俺らは、

「気を取り直して、咲の退院おめでとう会、再会だー!」

「おーー!!(一同)」

ということになった。