「そうなのかーーー・・・。流明を愛したのも、あのセリフも全部演技・・・」

俺がそう残念そうに言うと、蓮が満足げに頷いた。

「その演技で俺の親も騙されちまって・・・・・・散々だよ。んでさ、俺、ちゃんと親に聖架が演劇部だって言ったんだけど・・・『あんな演技するんなら、あんたへの愛は本物だ』って・・・・・・」

「それはわかるね!!!(蓮除く一同)」

「なんでだよっ!!」

蓮のツッコミも今の俺らには届かない。