「聖架、俺はお前を誤解していた。お前にこそ、蓮はふさわしい。」

増崎が聖架に握手を求めた。

「うぅっ。俺は感動したぞ。俺の妹は渡さないが。・・・まあ、それも乗り越えたな。」

俺も聖架に駆け寄った。

「俊とこんな気持ちになれたらいいな」(ボソ・・・

優も感想を述べる。が、小さすぎてなんと言っているかわからない。

「よかったよ~!あなたもドMだったんだね♪」

そう言って莉愛が「仲間仲間~」と嬉しそうに言った。

聖架はそれについては笑顔でスルーした。

「中二病の師匠だあああ!!」

周良のこの発言も、聖架は笑顔でスルーした。

「俊が・・・認めるんなら・・・・・・。」

流明が咲の後ろからさりげなく言った。

「流明ちゃんが認めるなら!!」

井生君もそれに続く。・・・・・・このつながり方なんかやだ。

「・・・よかったと思う。とても・・・。」

咲が一言感想を述べた。初対面でここまで話すなんて・・・。彼女も感動したようだ。