そう俺が口に出そうとしたその時、

「もうーー!!何で今日は咲ねえちゃんの退院おめでとう会なのに、こんなにも妨害されなくちゃいけないの!?最悪!!」

といきなり流明が文句を言いだした。

こいつずっと黙ってたからなあ・・・・・・我慢してたんだろう。

「まあまあ・・・。そう言わずにさ・・・」

「そうか・・・」

俺が流明をなだめようとすると、聖架が割り込んできた。

「ごめんね?君の大事な時間を奪ってしまって・・・・・・。・・・おや?君、とってもかわいい顔立ちだね。羨ましいよ」

流明がゾゾゾってなるのが俺にもわかった。

こいつにナンパは禁物だぞ・・・・・・。