「遅い!!大遅刻!!!」

走って行ったにも関わらず1時間オーバーしてしまった俺と流明はまたしても説教を受けていた。

「咲が遅れるのはわかるけど、何で何の事情もないあんたらが遅れるのよ!!」

「まあまあ・・・。その辺でいいじゃない」

優の説教を丁寧になだめた咲は、俺に優しく笑い、

「いこう?」

と言った。