「・・・話を戻していいか?」

明らかに不機嫌な周良に俺と蓮は「ああ。」と返事をする。

「我は咲と遊ぶのは賛成だ。奴の生体性を調べるのにちょうどいい機会ではないか。」

よくわからないが、とにかく賛成なのか・・・。

「別にいいんだけど、向こう、私たちも昔の友達って勘違いしてるんじゃないの?」

莉愛が珍しく真面目な事を訊いてきた。

「ああ、その件なんだけどな、お前らがうまくやってたら黙ってるつもりだ」

「けど、それってずっと相手に嘘ついてるってことになるんだぜ?それでもいいのか?」

俺の返答に、増崎が質問をかぶせる。

「まあ・・・結果オーライってことで・・・。・・・やっぱムリか?」

増崎の鋭い部分を頼って訊いてみたが、増崎は

「いいんじゃね?」

とグッドサインしてくれた。