「そうか・・・俺は流明からそんな風に思われてるんだな・・・・・・」

「だから違うといってるだろう!??何度言えばわかるんだ!!!」

「ほんとに・・・?」

「だからそうだと何度も・・・!!」

俺はまだ疑心を抱きながらも流明の言葉を信じることにした。

咲のマネしただけでヤンキーとか・・・酷くない?

「俊・・・。なんでお母さんに怒ってたんだ?」

流明が頼りなげに聞いてきた。

まだ怖がってるのか・・・。やっぱり俺はヤンキー・・・

「・・・いや・・・。流明、お前は咲に会わなくてもあいつの事を覚えてたのか?」

俺がそう訊くと、流明は何言ってんだこいつみたいな顔をして、

「・・・?ああ。覚えてた」

と答えた。

俺はその返答を聞いて、

「そうか。サンキュな」

と言い、

「メシ、作るか!」

と続け、話を逸らした。

話を逸らされたのに気づいていないのか、はたまた振りなのか、流明は

「うん!」

と嬉しそうに言った。