「流明ちゃんすごいよ!!あの小倉をあそこまで操作するなんて!!」「流明ちゃん可愛いもんなー」「これぞ小学s・・・コホン。中学生の力だーーーー!!」

俺も、自分の事じゃないのになぜか鼻が高い。

自分の妹が少し目立つだけで、こんなにもうれしいものなのだな。

そう思って、俺は恥ずかしがりながらも嬉しそうな顔をする流明を見た。


「俊ー!帰ろうぜー」

「ああ。」

増崎にそう言われて、俺は鞄を持つ。

「俊!僕も帰る!」

そう言って、ガタリと音を立てて流明が立った。

「俊。元気でたか?」

俺は流明にそう訊かれて、答えるのに戸惑った。